北国の祭り
8月3日午前7時
以外に簡単に目が覚めて、ベットから立ち上がると「Oh〜!」足に激痛〜!
確かに仕事はデスクワーク中心で運動不足ですよ。
これは覚悟していたけれど、ここまで酷いとは思いにもよらなかった。
しか〜し、こんな事でへこんでいられないので、しばらく立ったままでいると痛みは取れて来たけれど、今度は足の裏が異様に痛い!!
これは駄目かと思い、外を見ると泊まった部屋が道路側にある事に気づいて向かいのビルには平日だからもちろん仕事している人が見えるけれど、この時の格好は下着だけで、女性の方がこちらを向いて、気づかれてしまいました。(エッチ〜!)
そんな馬鹿な事をやっていると出発の時間になってしまったので、荷物をまとめて一晩お世話になったホテルを後にして大きな荷物を函館駅前のコインロッカーに預けて、函館朝市へ朝食を食べに繰り出した。
午前8時30分
函館朝市をぶらり歩いているだけで、おばちゃんや若いあんちゃんが「どう?カニは!?」・「メロンもあるよ〜!」なんて声を掛けられても、財布はそれを許してくれません!唾を飲み込みながら、近くの定食屋で焼き魚定食を食べる。
朝食を食べ終えた頃、朝から降ったり止んだりの雨が、またもや激しく降りだした。
今日は函館でゆっくり観光と考えていたので、傘は必要と考えて近くの土産物屋でビニール傘を購入した後は、駅前にあるタバコ屋で僕の愛用品(スモーカー)と函館市バス・路面電車の1日乗り放題(1000円)を購入したついでに、観光パンフレットを貰ったけれど、「6年前に貰ったパンフレットと同じじゃん!」と罰当たりな考えをして久々に訪れたい場所が一つあった。
そこは立待岬と言う場所だが、この雨模様では期待は出来ないと思い、時間を見てお昼辺りにでも行こうと考えた。
ふとここで思い出したのが6年前に旅をした時、中々良かった喫茶店が在ったので、そこをとりあえず探そうと赤レンガ倉庫方面へ徒歩で移動。(だから疲れるだろうって!)
午前9時30分
ひたすら朝市場から歩いて来たけれど、6年前の記憶探りながら喫茶店を探しているけれど、それらしい所に目的の喫茶店が無いではないか〜。
それらしい場所が空き地になっているのに、一抹の不安がよぎった。
「つぶれた!?」そこら辺りをくまなく探したけれど、やはり無い!
諦めて、赤レンガ倉庫の方へと移動。
途中、「日本最古のコンクリート電柱」と言われるのが在ったので、とりあえず撮影。
午前10時
赤レンガに着いた〜、、、、ってまだ店とかが開店したばかりで、お客さんも閑散としていて、面白みに欠けると思い、旧函館公会堂へ移動開始。
海から山の方へ坂道になっている函館の坂を登るにはち〜ときついと思い、途中にある旧イギリス領事館に立ち寄って見た。
前にも来た事があるけれど、また立ち寄ってみました。
中は何が展示していると言うとですね〜。
日本の長い鎖国時代の様子や近大の函館の様子をいろいろなミニチュアモデルで展示されていました。
中は15分もあれば十分見て回れます。
領事館を見終えた後は、坂の上にある旧函館区公会堂に足を延ばして歩いていても、相変わらず雨は滴り落ちて傘に音を奏でているけれど、「あ〜、うるさい!」てな気持ちになって嫌になってきました。
しばし、公会堂の前にある公園内で屋根のあるベンチでその後の行動を考えていたけれど、こう雨だと本当に嫌になって考えるのを止めて、公会堂内に入って行きました。
公会堂の中は土足厳禁なので、入り口で靴を脱ぐけれど雨で靴の中が少し湿っていて少し気持ち悪かった〜。
さて、中を拝見するけれどこも以前見たのだよね〜。
でも、記憶に残っていないと思いきや、人間って結構覚えているものだとつくづく思いました。
さて、本題に戻ると建物の中は当時(明治時代)の調度品等が展示されており、裏の廊下の外には8月だと言うのに、紫陽花が咲いていてとても綺麗でしたよ。
その中を色々と見て回り2階へ上がると、メインの大広間に出て来ました。
この大広間はとにかくデカイの一言!
まあ、舞踏会とかやる位ですから、これだけ広くないと駄目か!?
大広間からバルコニーに出ると先程登って来た、碁坂と函館湾を一望出来るとても綺麗な景色が広がっています。
午前11時30分過ぎ
旧函館区公会堂を見終えた僕はお昼にしようか迷ったけれど、雨が小降りになって来たのでここで函館に来た目的の一つ「立待岬」 たちまちみさき にGO!サインを出してみた。(笑 碁坂を降りて路面電車の停留所「十字街」(じゅうじがい)まで徒歩で移動して、そこから「谷地頭」(やちがしら)行きの路面電車に乗りました。
谷地頭から徒歩移動となるが、これが中々大変なんですよ。
雨が降っている状態で登り坂は大変キツイ!さらに、その登り坂の途中には墓地があってちょいと怖いです。(汗)
歩いていると途中の空き地に謎の列車が置かれてました。
以前来た時は無かった様な気がしますけれど、知っている人います?
そんな坂道を15分かけて登って来たけれど、「OH〜NO〜!」
公園内は工事中で、しかも雨が激しくなり、売店の裏にある屋根付きの休憩所に非難。
わざわざ、ここまで来たこれですか?
10分程激しい雨が降り続けて、ようやく小降りになり、いつ激しい雨が降るか分からないので、とりあえず、この立待岬から離れる事にしました。
ただ、悔しいのが景色を見る事もそうですが、函館山の中に碧血碑(へっけつひ)と言う場所があるんですが、そこには何があるかと言うと、新撰組の「土方歳三」をはじめ箱館戦争で亡くなった方800人の石碑があると言う事ですが、寝不足&筋肉痛&運動不足の三重苦を抱えているわが身に、「ここから800メートル先、、、」
「おい!僕を殺す気か!!」と思わず、一人で口走ってしまった。(周りには誰も居ませんでした。)
流石にこれはキツイので次回にチャレンジ!(また来る気か!?)
時計を見るといつのまにか午後1時になろうかとしてたので、ここで腹減ったな〜と思い一度ベイエリアの方に戻りました。
午後2時30分過ぎ
昼食は海鮮物をたらふく食べて、午後の移動開始。さて、次の場所はと、、、辺りを見るとそう言えば、教会とか見ていないと思い早速教会巡りと洒落込みました。
「BAYはこだて」から移動して、最初の教会は「函館ハリスト正教会」。
坂の上にある横道から階段を登った所にあるんですが、ただ今(平成8月)工事中で写真に治めてきませんでした。
どうやら中を見る事ができるみたいなので、木の扉を開けると思わず立ち止まって見とれてしまいました。
それは、扉の正面に約縦6メートル、横10メートルの絵が飾られていました。
何の絵かと言うと、重要文化財「聖障」。
早く言えばイエス・キリストの最後晩餐を中心に聖母マリア等のとても有難い聖像を見れました。
あっ!言い忘れましたけれど、見るのに200円かかりますけれど、これで見れるなら安い物です。
ロウソク等で照らされていたので、とても良かったです。
――――建物の説明をすると、現在ある建物の様式はロシア風ビザンチン様式と呼ばれてて、大正5年に再建されたと言う事は以前もあったのかと言うとありまして、最初に建てられたのが明治5年日本で初めてギリシャ正教会聖堂と呼ばれてそうです。―――
「聖ヨハネ教会」
次の教会に移動「聖ヨハネ教会」まで隣りでした。(笑)
ただし、ここは中には入れないので、建物の外見しか楽しめません。
――――ここでも説明、英国系の教会で、イギリス国教会でだそうです。(簡略ですいやせん)――――
「カトリック元町教会」
さらに次は「カトリック元町教会」。
トンガリ屋根がまた良い景観です。
ここは中を見ないで撮影だけでした。
――――さあ、よってらっしゃい説明です。建物はゴシック様式で赤い屋根と風見鶏(かざみどり)がエキゾチックなローマカトリック教会です。――――
午後3時
教会巡りを終えて、「BAYはこだて」に戻りました。そういえば、この場所が何処か教えてませんでしたね。
「BAYはこだて」は函館湾に面して作られたベイエリアのスポットです。 このすぐ近くには「金森倉庫群」がありますよ。
さて、ここに戻ってコーヒーブレイクとして、今後の予定を立てました。
旅をする前からの予定としては、今夜青森に戻って帰途に着く予定でしたが、青森の宿泊施設は何処も料金が高くなっており、かと言ってその近場(青森より南側)の宿泊施設の情報は何も無い状態。
しかし、青森まで3時間かかり、その後に宿泊場所を探すにしても軽く見ても4〜5時間はかかるだろうと見積もりしても、「こりゃ、駄目だ!」と判断して今夜の寝床を考える。
この函館でもう一泊しようと考え、新しい場所を探すのも面倒なので、昨夜泊まったビジネスホテルに決めて早速、連絡を取ってみると大丈夫みたいなので今夜の寝床確保!
函館駅に戻り、荷物をコインロッカーから取り出して、昨夜お世話になったビジネスホテルに移動。
ホテルに着いて、部屋の鍵を受け取ると「お部屋は6階です。」とホテルマンから言われて、(なんだ、階数が高いな〜)と思って、エレベーターで上がり部屋を探すと、自分の泊まる部屋を発見!
でも、気になる事が一つ!何故隣りがシングルのスゥーイトルームがあるの? と疑問に思い部屋に入ると、外が函館湾が一望出来る部屋ではないか〜。
確かにこれなら隣りがスゥーイトルームなのが分かる。 ここで、少し疑問。
ホテルは連泊しないで、小分けで同じホテルに泊まるとこうも待遇が違うのかと思ってしまった。
ホテルの部屋から撮影したけど、写真で見るより実際は凄い綺麗でした。
午後4時
ホテルの部屋で少し落ち着いて、帰る事を検討した。休みの猶予は8月5日(日)まで、今日は8月3日(金)なので予定としては4日には帰ろう計画していた。
5日だと次の日は仕事なので少しゆっくりしたいと考えていたからだ。
でも、18切符で帰るには青森に午前6時の列車に乗らないと、とても一両日中には帰れないし、17時間も列車に乗り続けるのも疲れると思い、飛行機で帰る考えをよぎらせた。
費用は高くつくが、これなら時間も気にせず楽に帰れると判断。
そう決意したら、後は携帯電話の情報活用して各航空会社を検索して、函館からの航空運賃を見ると、「高い!!」それに、明日丸一日空いているし、時間がもったいない。
新千歳空港からなら、「AIR DO」があるから多少安くなるかな〜と考え、明日は札幌周辺を見て帰る事に決定!
そうなったら、今度は札幌まで列車の移動となり時刻表を見ると、、、、、無理です。
向こうに着いたら、そのまま空港に行かないと間に合わない。
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、(←試行錯誤してます。)
これ以上お金がかかるのは嫌だけど、高速バスで移動する事に決定!
これなら、札幌で少し落ち着けると思い、航空チケットを電話で早速手配して「後は、高速バスの手配だな」と思い、函館駅前まで移動してチケット売り場に着いて。
自分:「高速バスで札幌まで下さい!」
係りの人:「今日の発券は終わりました。」 NO〜〜〜〜〜! 係りの人:「明日の朝にまた来てくれれば、発券します。」 自分:「わかりました、、、、。」 少し気を落として、「まあ、明日取れれば何とかなるだろう。」(←気が軽い奴です。)
午後5時30分
さて、次は何処を見て周ろうかと考えて、ここからならバスで「五稜郭」(ごりょうかく)へ行けると思い、早速行動開始。五稜郭行きのバスに乗り込み、15分程で五稜郭前まで着いた。
「???」何やら人が沢山いるではないか!?
人垣の間をかき分けて行くと、何と祭りをやってました。
う〜ん、見事な祭りです。
これはちょいと見て行かないと損と思い、近くの露店でビールを片手に祭りを堪能。
場所を変えながら見て周り色々な踊りがあります、花笠踊り、函館イカ踊り等各団体ごとに見ごたえありました〜。さて、1時間位見ていて疲れて来たので、ホテルに戻ろうと思ってバスで再び函館駅前へ移動開始。
午後8時30分
函館駅前に着いて、ふと函館山の方を見ると「おっ!函館山の頂上が明るいな〜」。
観光客がフラッシュをたいているのが、ここからでも分かります。
「!!??」待てよ、函館山の頂上が見えると言う事は、天気が良いと言う事ではないか!?
空を見上げると確かに晴れているではないか!?
日中は天気が悪く雨が降っていてそれが夕方まで続いていたのに、いつのまにか晴れて月まで見えてます。
これは行くしかないでしょう!
と考えて函館山行きのバスを探すと、最終のバスが待っていた。
早速乗車して、席に落ち着きました。
午後9:00に函館駅前を出発。
バスの運転手の他に、女性のバスガイド?の方がマイクを使って、函館の街を説明してました。
函館山の中腹にかかると、今日函館山を見る方は運の言い方だと言ってました。
バスガイド:「函館山の夜景は、冬の日寒い時期がとても空気がすんでいて綺麗に見えますが、雨上がりの直後の夜景が冬の夜景より綺麗に見えます。空気の塵を雨が流して、とても綺麗に見えます。
間もなく中腹に差し掛かり、ここが頂上で見る夜景とまた違った夜景がみれます。」
と言うと左手に木々の間から夜景が見えると同時に、バスの乗客から歓声があがった。午後9時
「寒い!!」そんな事を周りの観光客が言いながら、展望台の方へと足早に行く。
自分はと言うと函館山の津軽海峡の方を見ると、暗い海に明るい照明が点々としている。
どうやら、イカ釣り漁船の照明がそれだと、タクシーの運転手から聞いて驚きました。
「満月と夜景」 「函館夜景」
さて、展望台に移動すると辺りは観光客の方々が記念写真をしている間を抜けながら、夜景を堪能!
いや〜、凄いです。しばらくこの夜景を見て、ロープウェイで下山しました。 夜景を見るなら「雨上がり直後!」
こればかりは、自然の条件ですからね〜。
ロープウェイを降りて、教会等の夜景を色々とデジカメで撮影していて、気がついた。
確か夕食を食べていませんでした(笑)
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