2002年6月16日(日曜)午後12時頃
トリックアートと馬鹿げた写真を終えて、一路美瑛へと向かった。
美瑛には今回で2回目の訪問となる。前回来たときは愛車のトラブルで時間つぶしに来た事だった。
その時に撮影した何気ない木の写真が周りから、好評を得ていて龍もその一人だった。
「放浪日記の中で”北の通り道”で割りと好評を得ていた「名も無い木」。
特に松は美瑛が初めてだし、龍も北海道に観光や牧場仕事してたのに美瑛は来た事が無いと言うので、とりあえず有名所から紹介する事になる。
レンタカーのカーナビではあてにならないので、前回来た時の地図が頭に入っているので、それを頼りに車を走らせた。
最初に訪れたのは美瑛で最初に来るだろうと思われる「ケンとメリーの木」に到着。
最近になって知り合いの人から美瑛に関する事を聞くと、「ケンとメリーの木」は1972年に日産スカイラインのCMで使われたそうです。
けど疑問が残る「ケンとメリー」は何?となってくる。
どうやらケン・メリーはCMに登場した男女二人を指すそうなんです。
まあ僕の生まれる前の出来事だから分からなかったけどね〜。
さらに面白い情報としてはケンを演じていたのは、マイケル富岡だそうです。(^^
さて次の場所はメジャーな場所では無い。僕自身が見つけた麦畑へ向かいました
ここは前回来たときに麦が刈られた後だったので、草原の向こうに大雪山の山々が見えてました。
今回は麦畑が辺り一面にある。背丈も140pに育ってました。
さらに次の場所は有名な場所で〜す。
美瑛でメジャーな場所の一つ「セブンスターの木」です。
これも知り合いから聞いた話しだと1976年に煙草のセブンスターのCMで使われた木なんだそうです。
言われてみると僕が小さい時にCMで見た感じがします、、、、。
有名所を見て周って次は「名も無い木」に向かう事にした。
が!道を間違えてあらぬ方向へと向かってしまう。
まあ、運転しながら思いだすだろうと気長に車を走らせる。
すると「マイルドセブンの丘」に着いてしまった!(^^;
丘の上から見た風景写真です。
確か「マイルドセブンの丘」から目的の場所は近いと思い、記憶をたどるとそれらしい道を発見!
丘を一つ越えるとそれらしい風景に遭遇。
すると丘の上に木が1本だけ寂しげに立っていたのでここと確信!!
車を脇に止めて二人をそっちのけで木の正面まで歩き、前回来た時の記憶を照らし合わせると、完全にピントが合った!
題名者「たき」
題名「名も無い木」
どうぞ御覧あれ〜〜!(〜〜/
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龍も松もトボトボを歩きながら撮影を始めていた。
ここは実際に見ないと分からないですが、かなり急な斜面の上に木が1本だけが立っていて、丘と木と空と雲が見事に重なり合う場所です。
場所も観光道路から外れていて、ひっそりとした場所です。
冬に訪れたらなおさら良い写真が取れる事でしょう!
午後1時過ぎ
美瑛を見終えた僕らは一路旭川へと向かった。
昼飯は朝コンビニで立ち寄った時にパンやおにぎりで済ませた。
何処か立ち寄って昼食と行きたいが、今日の宿泊場所は札幌なので強行手段に出た。(^^;
何故旭川に立ち寄るかと言うと、前回の旅で「ばんえい競馬」を体験した事を、馬好きな龍としては「放っておけない!」と言うので、旭川競馬場へと向かう。
カーナビ通りに進むと旭川競馬場の看板が見えて来たので、その通りに進むが車が一台も見かけない。
ーーーひょっとして間違えたか?ーーーと思えたが競馬場前に着いた。
けど、駐車場には車が一台も止まっていない。
自分:「ひょっとして開催してないのでは?」
龍:「かもしれない、、、。」
でもここまで来たので競馬場内に強行突入!
通用口みたいのを発見した!けど警備員らしい人がいないのでそのまま進む。(^^;;
う〜ん見事にガラ〜ンとしていて凄い寂しい。
何で場内に普通乗用車が止まっているんだろう?
後ろめたさを感じて来たのでここで退散!(−− 〜〜〜〜
でもここまで来て「ばんえい競馬」やらずにはいられないと龍と僕が意気投合!
松はギャンブルの方は一切やらないけど、二人の熱意に押されているせいか何も言わない。(^^;
カーナビで場外馬券場を発見するとすぐに行動開始。
30分程で到着して車から降りると建物の中に入る。
昔の馬券売り場を思い出す。
新聞片手に煙草を吹かして予想するおじちゃんばかり。(^^;
「とりあえず1レースだけやろう」と言う事なので新聞を1部購入して見てみるが全然分からない。(TT
その時、レースが始まると言うので画面を見てみる。
ばんえい競馬が分からない人に解説しよう!
「ばんえい競馬」は世界的に北海道だけがやっている独自の競馬で、開拓時代に生まれ1トン近い馬が500キロのソリを引くレースで、コースは直線200メートルを2つの起伏を超えてゴールする。
何故こんなレースが面白いかと言うと、まず起伏の山を越える場所が面白い、ここで助走をつけて一気に駆け上ればいいが、体重1トンに加え500キロ以上のソリを上るのはそうたやすいものでは無い。
それに先頭でゴール近くまで来ても体力がなくなり、後続の馬に差されたり、鼻差の勝負なったりと、人が歩くより遅いレースは手に汗を覚える競馬なのである。
そこで3人して分からないだらけの「ばんえい競馬」にTRY!!
結果は何故か龍が当てていた、、、、。(^^;
午後3時頃
ようやく旭川を出発して札幌へ向かう事になった。
この時点で遊び疲れた3人だったが、運転は何故か僕なんです。(TT
龍は後ろで寝ている。松も助手席でウトウト。
けれど僕は楽しく運転しながら札幌へと向かった。
だが今回の旅は呪われている事は忘れてはいなかった!
第一に松が空港で荷物検査に引っかかり、第二は龍がスピード違反でキップを切られる。
ここで終わるはずが無いと思った、第三だとすれば僕しかありえない!
しかも比例して事態は大きくなっているので、ここは安全運転に徹する事にした。
だが、第三の事件は刻々と足音を立てながら近づいていた。
午後5時半前
安全運転とスピード超過?で無事に札幌市へと入って来て、早速夕方の渋滞に巻き込まれていた。
6時前に今日の宿泊場所になるホテルに到着。
車はホテルの専用タワー駐車場に止める事になったが、車を止めた場所が悪く、一回車を回して来ないと行けない。
龍:「俺がやろうか?」
この時龍に頼めば良いものを、自分:「いやいいよ!」と断って二人に荷物を預けて一人で車を駐車場に入れる事にした。
このときが「if」(もしも)運転している人が違っていたらである。
何気なく車を回して来て、タワー型のリフトに車を乗せようと前の鏡を見ながらゆっくり車を進めた。
少しスピードが出てしまい、輪留めを越えてしまい危うく前の鏡にぶつかる所をブレーキをかけ踏みとどまった。
すぐにバックギアを入れて後ろに戻してアクセルを放すと、車が前に進んでしまった!!
「ガシャーン!!!」
ブレーキかけたが、すでに遅く前にあった鏡は粉々に粉砕されてしまい、コンクリートの壁が見えている。
自分&ホテルマン「、、、、、、、、、、」
はっきり言って何が起きたか分からない。
とりあえず、車をちゃんと止めるてから降りたが、完全に鏡が割れていて辺りに破片が散乱している。
ホテルマンに「先にお部屋へどうぞ」言われて、部屋へと向かいドアにノックすると
龍:「合言葉は?」
なんてはしゃいでいる。
自分:「悪いけど冗談が言って場合じゃない!」
で部屋に入り下で起きた事を話して後、レンタカー会社に事故の事を電話で話した後、下に戻りホテルの人に警察に電話してもらい到着を待った。
その後は事故の検証をして色々と話しをして結局終わったのが午後7時半頃。
やはり、第三の事件は起きてしまった、、、、。
完全に気分が乗らない僕を励まそうと二人は色々と言ってくれる。
この時ほどこの二人に出会った事が良かったと思った。
その後は夕食に行こうとタクシーで「キリンビール園」でジンギスカンとビールの食べ飲みを閉店間際までやっていた。(^^;
ホテルに戻った僕らは明日の車どうするか話し合った。
明日で帰る事になるが、予定としては小樽に行く事にしている。
車がなければ電車かバスの移動となる。
けれど、明日は小樽水族館に行く予定にもなっているので、なるべ車は合った方が良いと言う事になった。
事故を起こした車はレンタカー会社に戻さないといけない規約があるので、その時に別の車を手配する事にした。
夕方に事故の報告をする事を伝えたついでに、一応別の車を用意してもらう手はずは整っている。
料金は別に発生するが、これは仕方が無い。
これで事件は終わりになれば良いが、、、、、、。