北巡り。
今回の旅人紹介。
旅の発案をした。管理人の「たき」といつも釣りで連れ添っている友人二人。
釣りの師匠である「松」と同じく釣りの弟子?仲間の「龍」と合計3人の、今までの旅の中で史上最大最悪の北海道旅行の幕開けとなる。
2002年6月15日(土曜)午前4時30分
いつのまにか寝てしまった。
母親が起こしてくれたお陰でなんとか目が覚めた。
前日仕事を終えて「龍」を向かえに行き、我が家でそのまま寝た後に羽田空港へ向かう事にしていたが、僕がインターネットで面白い無料番組サイトを見つけてしまった。
それを龍に見せたら「面白いね〜この番組!」と言いつつ、1本25分の番組を合計7本(200分)立て続けにみてしまった。
お陰で午前3時頃に「龍」が眠りに着いた。
自分も寝ようと思ったけど、「起きれるか?」と疑問に思ったので午前4時まで頑張ったが、やはり駄目でした。(^^ヾ
何とか眠い目を擦りながら、外を見ると昨夜から降り出した雨がまだ降り続けている。
「大丈夫か?」と疑問に思いつつ雨の中、荷物を持ちながら駅まで歩いて行くのが大変だと思い、電話でタクシーを呼ぼうとするが、何処のタクシー会社に電話をかけても、「今日の営業は終了しました」とばかり!
確かに午前4時〜5時って勤務時間が変わる頃だから、何気に無理だと思ったけど本当だとは、、、。
仕方が無いので、近くの大きな通りまで二人とも折りたたみ傘を差しながら歩いたが、通りに出ると車が全然通っていない。(T-T)
トボトボ歩きながら後ろを見ると、タクシーが一台だけこちらに向かって来る。
二人とも懸命に手を上げてタクシーを止めに入った。
ここで回送車だと、完全にお手上げ状態になってしまう。(^^;
空車だったので早速乗り込み、「松」と待ち合わせしている駅まで走ってもらう。
駅まで向かう途中で雨が激しく振り雷までも鳴って、車のワイパーを最大の速さにしても、視界がほとんど効かない。
待ち合わせの川崎駅に到着。
雨が激しい為にタクシーのドアを閉じてもらいながら、料金を払いお釣りを貰うと「それじゃ、ドア開けるよ!」と運ちゃんが言うと、二人とも荷物を抱えながら臨戦態勢に入る。
ドアが開くと駅まで全力で走り抜けて行く。
管理人撮影
駅の続く階段前まで着き振り返って外を見ると、「これはどう見ても台風ではないか!?」と二人共思い、待ち合わせの時計台で荷物を降ろして「松」が来るのを待つ。
しかし、雨の方はいっこうに弱まる気配が無い。
待ち合わせの午前5時前に「松」が到着。
「いや〜いい天気だね〜」と軽い挨拶を交わし、松に濡れなかったと聞くと「もう靴の中で音がする」と完全にびしょ濡れ状態がよく分かる。
雨に当たらない様に、地下街を使いながら羽田空港へ向かう為に京浜急行に乗る為に移動。
京急蒲田駅で空港線に乗り変えて午前5時40分に到着。
さて、クーポン券・航空券の引き換えをしないといけないので、団体カウンター受付へ一直線と向かうと「なんじゃ〜こりゃ〜!」
(*^ー^)ノ―(^-^)(-^ )(^ )( )( ^)( ^-)(^-^) 人・人・人でごった返している。(- -;
う〜ん、人込みは苦手だけど、こればかりは仕方がない。
各旅行会社の前には列が作られている。
要するにこの場所で、旅行会社がお客さんにクーポン券と航空券を渡しているのである。
自分達の申し込んだ旅行会社は、まだ看板がかけられていない。
仕方が無いので二人を近くで待ってもらい、一人で人込みの中で待つ事にしたけど、幾ら待っても旅行会社の人が来ない(ーー#
「ムー!」何でも遅い!!
しかし、よ〜く旅行会社のクーポン券を見ていていると、会社名の脇に横文字がある。
まさか!?(−−;
「あ〜、同じ横文字がある!」
しかもその下に小さく旅行会社名が書かれている。
「わかるか〜〜!」と心の中で叫びつつ、列に並ぶ事にして待っていると、自分の名前が呼ばれた!
係りの人:「たきさんですね」
自分:「はい、そうです」
係りの人:「フライト時間が無いので、急いでこれを持って下さい!」
自分:「あいよ〜!」
と言ったかは定かではないが、確かにフライトまでの時間が20分しかないのは事実!
航空券とレンタカー&ホテルのクーポン券を握り締め!
二人を引き連れて、搭乗する前の荷物検査へ向かう事となった。
ここから悲劇の第1幕
荷物を持って走りながら、ポケットにある金属類をかばんに入れたりして、トラブルを避けようと思った。
いざ!荷物検査!!
金属チャックゲートを自分が最初に通過する事になった。
ドックン、ドックン
「・・・・・」
お〜無事クリアー!
続いて龍もクリアー!
さらに松も続く、、、。
ん!?。何やら係りの人に呼び止められているでわないか!!
よく見ていると、問題のありそうな鞄の中身を出されている。
出て来るわ釣り道具。(^^;
どうやら金属探知機に引っかかったのは、糸を切る小さなハサミらしい。
何やら紙に書かされて、ようやく無罪放免。
後から聞いた話しでは、糸きりハサミを機内に持ち込む事が出来ないらしい。
どうせ錆びていたので処分してもらう為の署名らしい。
結構厳しいのね、、、。
この時、龍が「何か大変な旅行になりそう」なんて言ったのが、さらに悲劇の歯車が動き出していた。
搭乗開始はとっくに始まっているが、その前に一服。(- -)\-〜〜
気分を取り直して、いざ乗り込み開始って機内を見たら、「こんな朝早いのに皆さん北海道ですか?」
完全に満席!
僕らは機内の真ん中にある3席を独占。
まあ3人だから窓側はありえないのね、、、。(ちと残念。)
僕はとりあえず寝ようと思ったけど、龍はガサガサと目の前に備え付けられているイヤホン?をビニール袋から取り出して座席の手元にある差込み口に入れて聞いたと思ったらすぐに止めた。
訳を聞くと「とりあえず、こう言うのはやっておかないと!」何だかな〜。
師匠の松は何だか放心状態。( ̄。 ̄)
飛行機2回目で少しは慣れたのか?それとも寝不足で本当に放心しているのかは、今になっては真偽は分からない。
そんな中、僕らを乗せた飛行機は北海道へと離陸を開始した。
ここで龍は面白い事をやってくれました。
3人掛けの座席は真ん中の座席だけ、両肘掛が自由に上げ下げ出来る様になっている。
それを利用して離陸直後、龍は両方の肘掛を少しずつ上げて「おおぉぉ〜〜」 (((\(@v@)/)))
と遊んでました。(^^;
午前8時頃
飛行機は無事、新千歳空港に到着。
3人は爆睡して着陸するまで気がつかなかった。(^^;
飛行機から空港内に移動すると、空気がひんやりしている。ここで北海道に来た事を実感できる。
あ!ちなみに僕と松の服装は長袖・長ズボンの姿だけど、龍の格好は北と南を勘違いしている姿でいる。
短パンに半そで!!
お前は何処に行くつもりだったんだ!!!
空港内に降り立ち、レンタカーを借りようと思ったけど朝食をまだとっていないので、簡単に食事する事にした。
僕と龍はサンドイッチにコーヒーと無難だけど、松は何故か寿司の詰め合わせを食べている!(-o-;
しかもサーモンが大好きなので満足げな顔をしているよ!(−−ヾ
食事も済み、早速レンタカーを借りる為に移動開始。
クーポン券を見せ、レンタカー会社までのバスで移動。
以前利用した時は空港内だったので、せいぜい5分とかからなかったが、今回は凄い離れている。
所要時間12〜3分。(^^;
レンタカーの保険やカーナビの説明を受け、旅のパートナーとなる車を見て唖然とした。
確かSクラスと言っていたから、1000〜1300tだと思ったけど何か立派なんですけど、、、。(− −;
見た目はそんな大きくは出来ていないが、運転席に座ると我が家の車とは大きく感じが違う。(そりゃ我が家のは古いからな〜)とは言え、運転しないと旅が始まらないので、いざ出〜発!
ブオオ〜ン!
「待て〜〜!」アクセル軽すぎ!!
危うくレンタカー会社内で事故を起こす所だった。(^^;
ビックリした所で再びアクセルを踏む。
道路に出たものはいいけど、目的地をまだ決めていなかった。(^^;
カーナビは普段仕事で使っているものと全く同じなので使い方は知っているけど、停車しないと操作出来ないのが難点。
とりあえず路肩に寄せて何処に行くか検討してみる。
最初の予定では真っ直ぐ富良野に向かおうと思ったけど、意外にも時間があるので龍の希望をかなえようと思い、日高にある「日高ケンタッキーファーム」を最初の目的に設定した。
さて、気を取り直して再び出発〜〜!(^O^/
と思ったが目の前に「セブンイレブン」が、、、、「嫌な予感、、、。」 (−−;
龍「お!セブンイレブン!!ちょっと立ち寄ろう!!!!」
何故、彼はここまでセブンイレブンにこだわるかと言う事を説明しておこう!
皆さん、コンビニでお菓子に付いている玩具を知っていますか?
そう!大人を子供心に変えてしまう。良く出来た玩具達。
龍&松はそれが趣味の一環として、都内を挙動不信者と思う位に買いあさっています。
けれど都内では人気のある玩具はすぐに売り切れてしまう為に、今回の旅でなるべくコンビニ巡りしようとの事があった。
都内では無い物が地方では余っている可能性に賭けて、、、。
何回気を取り直したかは忘れたけど、いざ日高へ!