日本海一人旅(車で日帰り16時間!)

 

ーー出発偏ーー


何気なく旅に出て見たいと思った事はありませんか?

僕はいつもです。(笑)

そんで今回は出た所勝負と言う事で、日本海を目指します。

午前2時(夜中ですよ!)に自宅を出発した。

今回はマイカーで行く事にしたが、かなりの不安がある。

私の持っている車はかなりの年期の入っている車で、そろそろ寿命と思うが騙し騙し使っている状態です。 (オイオイ!)

まず、住んでいる川崎から環状線道路を使い、関越自動車道に乗って北上する事にした。

とにかく日本海が見たい思いで新潟を目指したが、途中のサービスエリアで少し地図とにらめっこ。

関越自動車道が途中で信越自動車道(長野方面)と分かれているのである。

ここで迷う。

「何も新潟から行かなくても良いのでは?」と思い、長野から日本海に抜ける道は無い物かと思い探すと、「あった!」

白馬経由で日本海に抜ける道があるではないか!

早速ルートを変更して車を走らせた。


ーー信越自動車道ーー


とうとう、引き返せなくなってしまった!(ToT

信越自動車道を走り、照明が走る先の道路を照らしていたが、途中から照明が全くない状態になってしまった!

とりあえず、ライトの先を慎重に見ながら運転。

気が付くと自分の車以外は、一台も通っていない。

「あ〜すげ〜恐い!」(- -;

だって、暗闇の中一人で走っているんですよ!

ここで、窓の外を見たら婆さんが走っていたら、とてつもなく恐いではないか!と一人想像しながら走らせるていると、私の恐怖心を駆り立てる物が増えて行く。

道路が2車線から1車線に縮小して行くではぬゎいか〜!(+o+

分離帯の板が無くなり、ポールが並んでいるだけで、後は何も無くなってしまった。

ここでハンドル操作を間違えたら、イッカンの終わりになってしまう。

事を考えながら黙々と運転に集中。


ーースピードメーターが、、ーー


ようやく、長野県の入り少し安心したが、相変わらず暗闇&ポールと言う状態が続く。

仕方が無いので、音楽をお気に入りの曲にして流す事にした。

(高速運転中によそ見はしない様に!)←人の事を言えるか!!

曲はTM・ネットワーク(懐かしいな〜)の曲を聞くが、タイヤが五月蝿(うるさ)くて聞こえない。

この旅の前にノーマルタイヤからスノータイヤに替えた為、本当に五月蝿いのである。

私はノリノリ(←死語)で歌いながら、運転するとバックミラーにライトの光が見えた。

少し安心しながら、運転していた。

しかし、人間は夢中になると恐ろしいとこの時思った。

僕は相変わらず、歌を歌いながら運転している。

本当に歌に夢中です。

!!??げっ!スピード出し過ぎている。160キロ!?

一瞬、我が目を疑ったが明らかに、スピードの出し過ぎである。

ここまで、気が付かないのは、後ろの車がピッタシと車間距離をとりながら走っていたのです。

ここまで、書くと言い訳になるのでご免なさい。

ここでブレーキを踏むのは、マズイのでエンブレを効かせながら、スピードを落とした。

その後、警察の方にはお世話になりませんでした。

危ない、危ない。皆さんも気を付けよう!!


ーー善光寺ーー


午前6時に長野インターに到着。

せっかくここまで来たから、善光寺でも見て行きますか!

高速から降りて料金所のおじさんに善光寺の場所を聞いて、言われた通りに車を走らせた。

12月だけあって日の出は遅い。

30分程で善光寺に到着。車を付近の駐車場に止めて、徒歩で移動するがさすがに冷え込む。

上着のえりを立てながら、善光寺の裏手から入る。(←おのれは日活の俳優か!)

驚いたのが、午前7時近いのに地元の人がたくさんお参りしているのである。

何か妙にものものしい感じなので、写真撮影は断念、、、。

参拝して旅の安全を祈願して、いざ日本海へ。


ーー白馬へ抜ける道ーー


さ〜て、ここ善光寺からどうやって白馬に向かうかな〜」と地図を見ると、ちょうど善光寺前の国道から白馬へ道が続いているではないか!

早速そのルートで行く事にした。

さすがに朝の渋滞があり、多少の時間は食ったが、渋滞が緩和されて進む様になり、登り坂へと入って行く。

それにしても、トラックの量が多い。

山道の所で一旦停車。

朝の光が山の上を照らしているので、ここでカメラを構えて何枚が撮影して、再び車を走らせた。

途中、ガソリンスタンドがあったが「まだあるな!」と思って進むがここから先が、峠越えであった!

いけども、いけども、山道で人家なんて物は無い。

参ったな〜、ガソリンが持つか不安になってくる。

しかも、こんな所で車が止まったら、どうしょうも無いと思いつつ走らせると、人家を発見!と思ったが村?まで行かない小さな集落みたいな感じの所に出た。

日本にもこんな所があったなんて少し安心した。

標識が出ていたので見ると「白馬まで20キロ」。

なに〜!じゃあ逆はと来た道の距離を見ると、「長野まで20キロ」。

それじゃ、ここは中間地点なの?と諦めつつ、車を白馬方面に走らせた。

 


ーートンネルを抜けたら○○○○ーー


不安ばかりが募りながら、車を走らせていると対向車線沿いに一台の車が走って行った。

「まだ、安心だな。」と思いその車のナンバープレートを見ると「札幌」。

「???・・・・」訳分からん。

山道が続いて少し飽きてきたな〜と思うとトンネルがあり、少しカーブになっていたので、ライトを点灯しているとその先から白いのが目に入って来た!

「雪だ!!」と一人で声を上げてしまった。

私は思わず、トンネルを抜けた所の脇に車を止めて、目の前に広がる雪山に圧倒された。

白馬の山々が雪を被り、雪化粧しているのである。

私が旅に出た日は12月1日であった為、雪なんてあてにしていなかったが、これは本当に驚いた。

正にトンネルを出たら、雪国と言っても過言では無い。

その位、感動しました。

ここで、何枚か写真を撮った。

ふっふっふっふっ、、、、(←不気味な笑い)


山道のトンエルから撮影右は何処を指さししているのか解らない管理人です。


ーー白馬ーー


山道を下り初めてようやく安心感が出て来た、でも相変わらずガソリンが、、、、

30分程で町に到着。

どうでもいいが、下りは凄い角度でした。何を考えて作っているのやら。

とにかくガソリンスタンドを見つけて、給油を済ませて糸魚川河口を目指して車を走らせた。

途中に「道の駅」に立ち寄り少し休息をとり、再び車を走らせた。

どうでもいいが、トラック量がハンパなく凄い、ほこりが巻き散らされフロントガラスが汚れていく〜。


ーーオパールの海ーー


ようやく、糸魚川の街まで来た!

早速、日本海に出る道を探すが途中で気になったがある。

それは、「オパール海岸」と言う文字だった。「何でオパールなんだろう?」と不思議に思いつつ、ようやく日本海に出た!!!

「何だこの海の色は!!」

日本海を見た私は唖然とした。

まさしく、ここの日本海の色はオパールのエメラルドグリーンなのである。

私の想像していた、荒く・黒ぽい色のイメージがあったが、ここはそんな感じは全く無い!

波は穏やかで落ち着いた感じの海だった。

思わずここでボーと過ごしてしまう。

時を忘れさせてくれると言うは、本当にこんな場所だと感じた。

さ〜て、1時間も人生を見つめ直した所で帰るか。

明日は仕事なので日帰りなのである。

あ〜名残惜しい、、、、


本当に日本海と思うはずのない色をしていますが現実です。(笑)


ーー白馬〜諏訪湖ーー


午後12時に糸魚川の河口を出発。

帰りは中央自動車道を利用しようと思い、諏訪湖方面を目指した。

だって、信越自動車道はもうこりごりだから。

でも、さすがに一睡もせずに運転しているとテンパッて来る。

(ボ〜としている事)

のんびりと車を走らせ、2時間半で諏訪湖に到着。

諏訪湖で友達に電話した。と言うか誘ったのだが仕事があるから無理と断られてしまい、仕方がなく一人旅になったのである。

私:「よ〜仕事がんばっているかな?」

友達:「お〜、旅を楽しんでいるね〜・って今何処?」

私:「諏訪湖のサービスエリア。」

友達:「え?日本海を見に行ったんじゃないの?」

私:「見て来て、その帰りで〜す。」

友達:「はや!じゃ、野沢漬け買って来て。」

私:「しょうがないな〜、土産の一つでも買っておくよ!」

とたわいも無い会話が続き、仕方が無いから土産を一つ所望。

そこから、東京方面に車を走らせた。

家路に着いたのは午後6時。

本当に日帰りになってしまうから恐い。

その後は、蒲団に入り眠りに落ちる。


ーー伝説ーー


旅行から帰り、周辺の人に話すと人の事を化け物扱いされてしまった。

そりゃ〜、自分でも凄いと思うけど、化け物呼ばわりしなくても、、

母親の知り合いで、トラックの運転手にも一言言われた。

「長距離運転手に、なったら?」

と言われたが、いかんせん!

私は大きな物を操るのが苦手なので無理と断る。

たま〜に、周辺ではその話題が出るのである。

いつの日か、この話しが伝説になる事も近い。

終わり

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